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カーボンオフセットとは?しくみを解説

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カーボンオフセットとは?
カーボンオフセットとは?

地球温暖化や环境問題が話題となるときに耳にすることの多い「カーボンオフセット」。地球温暖化の原因とされるCO2などの温室効果ガスを削減するひとつの手段です。カーボンオフセットのしくみやどうやって行うのかについて調べてみました。

カーボンオフセットとは

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カーボンオフセットとは、自らが排出した二酸化炭素(颁翱2)などの温室効果ガスについて、他の场所での排出削减や吸収に贡献することを通じて埋め合わせる取り组みのことです。カーボンは「颁翱2(温室効果ガス)」、オフセットは「埋め合わせる、相杀する」などを意味します。

自らの温室効果ガス排出量を把握したうえで、まずは主体的に排出量を减らす努力を行い、どうしても自分で削减できない排出量を埋め合わせるためにカーボンオフセットが利用されます。

埋め合わせには、例えば、植林事业?再生可能エネルギー事业などを运営、もしくは投资するなどの方法があります。

公司、自治体などはもちろんのことですが、我々も个人のレベルでカーボンオフセットを行うことができます。カーボンオフセットは、社会全体で取り组むことが可能な地球温暖化への対策です。

また、カーボンオフセットとともに闻かれる言叶として、「カーボンニュートラル」があります。これは、可能な限りの温室効果ガス排出の削减と併せてカーボンオフセットを行い、自身の温室効果ガス排出量のすべてを埋め合わせた状态のことを意味しています。

排出権取引との违いは?

温室効果ガス排出量の削减の取り组みとして、カーボンオフセットの他に「排出権取引(排出量取引)」という言叶を闻いたことがある方も多いのではないでしょうか。

両者の违いは、义务的であるか、自主的であるか、という点です。

排出権取引は、全体の排出量を抑えるために国や公司などに予め一定の排出枠を割り振って、超过分を他の公司や国が持っている権利を买い取って帐消しにするしくみです。1997年11月の京都议定书において、温室効果ガスの削减目标を达成するための国际的な取り组みとして先进国间で认められ、注目されました。

温室効果ガスの排出量を他との取引によって埋め合わせるという点において、カーボンオフセットと排出権取引とは似ています。しかし、排出権取引においては排出の枠を决められた国?公司がその目标达成のために権利を売买するのにたいして、カーボンオフセットには他社からの强制はありません。

なぜカーボンオフセットを行うの?

なぜ我々はカーボンオフセットを行うのでしょうか?

私たち人間は、経済活動や生活を通してCO2などの温室効果ガスを排出します。「温室効果ガス」は名前のとおり地球温暖化の原因となる物質です。消費社会のグローバル化が進む中、その排出量は増加の一途をたどってきました。異常気象や砂漠化など、温室効果ガスによる地球へのダメージが顕在化、深刻化してきた昨今、より环境を意識した行動に移行することが必要不可欠となっています。

私たちは、产业革命以前と比べて気温の上昇幅を2度に抑制する必要があります。それ以上の気温上昇は、地球にとりかえしのつかないダメージを与えると考えられているためです。気候変动に関する政府间パネル(滨笔颁颁)の2013年の第5次报告书によると、この目标を达成するためには2050年までに世界の温室効果ガス排出量を2010年时点より40~70%减らす必要があると言われています。

この达成のためには、各国が协力しあい、温室効果ガスの排出を积极的に削减しなければなりません。しかし、それぞれが排出削减の努力をしても、経済活动?生活を続ける限り、温室効果ガスの排出をゼロにすることはできません。そこで有効となるのがカーボンオフセットです。カーボンオフセットで、どうしても减らせない排出量の埋め合わせることによって、カーボンニュートラルの状态に近づくことができます。とりわけ、公司レベルでは温室効果ガス排出量も大きいため、カーボンオフセットの重要性は大きいと言えます。

パリ协定 「世界の平均気温を産業革命前と比べて2度以下に抑制」は2015年のCOP21で採択されたパリ协定の目標として掲げられています。

カーボンオフセットのしくみ

具体的にどのようにカーボンオフセットを行うのか、见ていきましょう。

カーボンオフセットの流れ

  1. カーボンオフセットの対象とする活动を决める
  2. その活动でどのくらい温室効果ガスが排出されるか算出する
  3. そこから自分でできる限り排出量を减らす
  4. 削减努力をしたうえで、减らすことの困难な温室効果ガスの量を算出する
  5. 温室効果ガス排出削减?吸収のプロジェクトの运営や投资などによってその分を埋め合わせる

繰り返しになりますが、カーボンオフセットを行ううえで大切なのが、「自分でできる限り减らす努力をする」という点です。自力で減らせるはずの温室効果ガスを減らす努力をせず、無駄な消費により环境に悪影響を与える一方でカーボンオフセットを行う、というのは道理にかないません。

排出量の削减方法は?

上记 の温室効果ガスの排出量の削减について、もう少し详しく解説します。

例えば、自分で排出した温室効果ガスの量を、自分でカーボンオフセットすることもできます。商品を作る过程で避けることのできない温室効果ガスの排出量に対して、别の场所で植林プロジェクトを行うことによって、カーボンオフセットを行う公司もあるでしょう。

ただし、自分で排出した分を自分の行动で埋め合わせ、というのは必ずしも简単ではありません。そのような场合は、温室効果ガスの排出削减?吸収を行っている公司や団体などから温室効果ガスの排出削减量(クレジット)を购入してカーボンオフセットを行うことが可能です。

クレジットとは、再エネ発电所の开発运営や、エネルギー効率の良い机器の导入、植林などの森林管理を通じて実现した温室効果ガスの排出削减?吸収量を、规定に基づいて数値化?取引可能な状态としたものです。クレジットを购入し、温室効果ガスの排出削减?吸収プロジェクトに贡献することを通じてカーボンオフセットを行うしくみです。クレジットには、国が运営する闯-クレジットをはじめ、いくつかの种类があります。

また、クレジットを购入しなくても、クレジット付の商品?サービスを购入することでカーボンオフセットを行うことができます。例えば、公司や団体などが、製品?サービスなどにクレジットを付けて贩売する场合、それらの製品?サービスの购入者は製品?サービスに付加された分の温室効果ガスのカーボンオフセットを行うことができます。身近でいえば、「カーボンオフセットはがき」などがその例です。

カーボンオフセットをしたい。どうすればいい?

カーボンオフセットは、公司や自治体などはもちろんですが、私たちが个人単位で行うことも可能です。个人単位でどういう风にカーボンオフセットを行うのか见ていきましょう。

まずは消费スタイルの见直しを

私たち个人の场合でも、カーボンオフセットをしたいと思ったら、まずは自身の消费のスタイルを顾みて、今よりも温室効果ガスの排出を减らす努力をすべきなのは言うまでもありません。まずは身の回りの环境について意識し、行動や消費スタイルを可能な限り改善してみましょう。

例えば、家庭から排出される温室効果ガスのおよそ半分は电気の使用に関係します。対策として、无駄遣いをしないことはもちろん、电気机器は省エネの高いものを选ぶことなどが考えられます。また、再エネを积极的に利用した电気料金プランに切り替えることもできるでしょう。

移动に関して言えば、数キロ程度の距离ならば车でなく自転车にすることが考えられます。もし长距离の移动が必要な场合は、可能な限り电车にする、飞行机の场合はカーボンオフセットプログラムのある航空会社を选ぶといった选択肢もあります。また、食生活に関して言えば、肉食を控え、なるべく植物性のプロテインを取るようにするという方法もあります。もちろん、地产地消を心掛ける、季节の野菜や果物を选ぶといったことも有効です。シンプルで健康的な生活を心掛けることで、家庭における出费も抑えることができるかもしれません。

削减が难しい部分をオフセットで补う

できる限り温室効果ガスの排出の少ない生活を心がけたうえで、削减の难しい部分についてはカーボンオフセットが有効です。自分にとって适切な量がオフセットできる方法を选びましょう。

「身近なところから少しずつ始めたい」というのであれば、上记で触れたカーボンオフセットはがきのように、日用品などを购入する际に、クレジットが付加された商品を选んでみることをおすすめします。

「もっと积极的に排出量を减らしたい、具体的な排出量に対するオフセットがしたい」と思ったら、温室効果ガスの排出削减?吸収を行うプロジェクトなどに対して、クレジットの购入を通じた投资を行うのが良いでしょう。欧州などに比べると、日本で个人が参加できるカーボンオフセットプロジェクトはまだあまり多くないものの、植林や再エネ开発などのプロジェクトが提供されています。

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投资の际は、プロジェクトを慎重に选ぶことが重要です。特に、カーボンオフセットは义务として课される排出権取引と违い、公司や个人が自主的に行う取り组みで、国际机関の规制や管理を受ける必要がないため、以下のような点に注意すべきです。机関の透明性や信頼性についてきちんと确认することが推奨されます。

  • プロジェクト提供団体(狈骋翱、アソシエーションなど)がきちんとレポートを提出し、どれだけオフセットできたかを确认できるかどうか
  • 同じカーボンクレジットが再贩されていないかどうか
  • カーボンクレジットが贩売される段阶で、それに対応する颁翱2削减はすでに完了しているかどうか(カーボンクレジットは颁翱2が削减される前に贩売されるべきものではない。)

多様に存在するプロジェクトの中から、个人でも公司であっても、信頼できるものをきちんと选ぶためには、品质証明のラベルなどを利用するといいでしょう。カーボンオフセットの取引では保証书や品质レベルがプロジェクトの信頼性を确かなものにする有効な手段となります。世界的にプロジェクト実績が大きく認知度の高いものとしては、Gold Standard (GS - https://www.goldstandard.org/) や Verified Carbon Standard (VCS - https://verra.org/) などがあげられます。

カーボンオフセットの课题

地球温暖化を食い止めるための方法のひとつとして注目され、世界各国で実施されているカーボンオフセットですが、公司がビジネスモデルを変えないこと、厳格な地球温暖化対策を行わないことに対する免罪符となっているのでは、という批判の声もあります。たしかにカーボンオフセットには、お金によって他者からカーボンクレジットを购入して温室効果ガスの排出を帐消しにする、そのような态度を肯定してしまう、という侧面もあります。

一方で、どのようなかたちであれ温室効果ガスの排出量を减らすということは、现在の切迫した状况において重要であることは间违いありません。私たちが今后正しく温室効果ガスを削减していくためには、カーボンオフセットは积极的な排出削减をしないことを正当化するためにあるのでなく、削减努力を最大限行ったうえでの「最后の手段」として利用されるべき、という认识の共有をより厳しく彻底していくことが重要となるでしょう。